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東京学芸大学を卒業,同大学院修士課程を修了し,筑波大学大学院博士課程を中退。筑波大学文部技官,助手を経て,2000年4月から,群馬大学教育学部障害児教育講座に講師として着任。
現在,同大学教授。
2013年3月,博士(教育学)取得。博士論文は「聾教育における手話の導入過程に関する一研究」
主著『手話の社会学―教育現場への手話導入における当事者性をめぐって』(生活書院)

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「手話」という言語をめぐる社会言語学的諸課題

翻訳祭2023 Takayuki KANAZAWA

​手話通訳付き

​登壇者

金澤 貴之

Takayuki KANAZAWA

手話マーク(全日本ろうあ連盟)CMYK-A2-s.jpg

群馬大学教授

​講演日

11月8日(水)

​時間

13:00 - 14:30​

​開催場所

​オンラインプラットフォーム

EventHub

​アーカイブ

​講演概要

「手話」という言語をめぐる社会言語学的諸課題

手話が音声言語と同等の機能を持つ体系化された言語であり、日本には「日本手話」があることは、様々な学術的観点からも指摘がなされて久しい。
しかしながら、日本手話を取り巻く特殊性についての社会言語学的な説明は十分とはいえない。手話はマイノリティ言語の1つではあるが、基本的には家族間ではなく、「聞こえない」ことを通じて形成された聾者コミュニティの中で継承される。それゆえに、医療の「進歩」と、障害者の権利擁護に関わる法整備とのせめぎ合いの中で、コミュニティの存続が左右されるなどの固有の課題をかかえることになる。
そこで本講演では、聾児のための手話による教育環境の整備や、手話通訳者の養成など、「手話」をめぐる社会言語学的な諸課題について概説する。

※本セミナーは手話通訳、文字通訳付きです。

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