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講演概要
和英翻訳を手がける
翻訳というと、訳文言語が「自分の得意な側の言語」となるような言語ペア、つまり、日本語を母語とする翻訳者の場合には、英和方向の翻訳からスタートするのが常である。しかし、どこかの時点で、英和と和英の双方向を手がけ、和英翻訳時に気づいたことを英和の翻訳に、英和翻訳時に気づいたことを和英の翻訳に行かせるような双方向翻訳の形態に移行することも可能である。
今回は、日本語を母語とする技術翻訳者3名が日英方向の翻訳も手がけることのメリットや、その際の注意点について検討する。長年、さまざまなかたちで切磋琢磨しあってきた3人が、少しずつ異なる角度から「日英翻訳」について検討しあうことで、すでに双方向の翻訳を手がけている中堅・ベテラン翻訳者だけでなく、これから日英翻訳にチャレンジしようとする駆け出しの翻訳者にも、また、エージェント等翻訳を手配するサイドにとってもわかりやすいトークになるはずだ。
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