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特許翻訳、学術翻訳、評論など。英日・日英の翻訳歴40年。「日本語の読み・書き技術」や「翻訳技法」について話すことも多い。訳書に『アカデミック・フレーズバンク そのまま使える!構文200・文例1900』『できる研究者の論文生産術』『できる研究者の論文作成メソッド』(講談社)、『猿と女とサイボーグ』(青土社)など、共著書に『プロが教える技術翻訳のスキル』(講談社)など、講演に「知っておきたい翻訳史――江戸時代から今日まで」(JTF翻訳祭2022)、「辞書の向こう側:青空文庫の生きた用例たち」(青空文庫20周年記念シンポジウム)などがある。翻訳フォーラム共同主宰。お茶の水女子大学非常勤講師。
講演概要
和英翻訳を手がける
翻訳というと、訳文言語が「自分の得意な側の言語」となるような言語ペア、つまり、日本語を母語とする翻訳者の場合には、英和方向の翻訳からスタートするのが常である。しかし、どこかの時点で、英和と和英の双方向を手がけ、和英翻訳時に気づいたことを英和の翻訳に、英和翻訳時に気づいたことを和英の翻訳に行かせるような双方向翻訳の形態に移行することも可能である。
今回は、日本語を母語とする技術翻訳者3名が日英方向の翻訳も手がけることのメリットや、その際の注意点について検討する。長年、さまざまなかたちで切磋琢磨しあってきた3人が、少しずつ異なる角度から「日英翻訳」について検討しあうことで、すでに双方向の翻訳を手がけている中堅・ベテラン翻訳者だけでなく、これから日英翻訳にチャレンジしようとする駆け出しの翻訳者にも、また、エージェント等翻訳を手配するサイドにとってもわかりやすいトークになるはずだ。
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